【民宿・ペンション・オーベルジュ】民間リゾートの経営を安定させる3つのポイント

民間リゾートは近年の観光ブームの波に乗って、とってもホットな業態&独立チャンスのある分野です。多くのお客様と直接触れ合うので、接客業にかかわる人が一度はあこがれる道だと思います。

しかし、サービス業に従事している多くが「施設の経営・運営」という概念が弱い傾向があります。そこで今回は、民宿・ペンション・オーベルジュ等の民間リゾートを経営・運営するときに抑えるべきポイントを3つお伝えします。

1.集客方法を見直す

集客方法を見直す

現在進行形で経営・運営を行っている方がまず最初に見直すべきポイントです。特にサービス業経験者ほど、この分野は弱いです。いまはインターネットを通じてWEB集客をおこなうことが主流ですから、専門に(真剣に)パソコンに向かって格闘しなければいけません。

良く聞くのですが、「良いサービスをしていればお客様が付いてくる」という思い込みは絶対にやめましょう。とっても素晴らしいサービスを行っていたとしても、上には上がいますし、そもそも「あなた」の施設を知らなければサービスが素晴しくてもわかりません。

集客専門会社を使う

多くの民間リゾート経営者は集客を他社に任すのは「怖い・不安」と言われます。

ですが、よく考えて欲しいのです。大手でなくても大~中規模のホテルや旅館には必ず「集客」「広報」を担当する専門の部署があります。つまり「分業制」なのです。専門の人がお給料をもらいながら、毎日WEBやなんらかのメディア媒体でお客様をかき集めているのですから、片手間でできることではないのです。民宿・ペンション・オーベルジュの民間リゾート運営者が自力でやろうとすれば限界が見えるのは当然の事といえます。

2.外国人(インバウンド)のお客様への対応

外国人(インバウンド)のお客様への対応

前述しましたが、現代の日本は観光ブームもあって多くの宿泊施設ライバルが乱立しています。グレー(ブラックです)の違法民泊も星の数ほど点在して、迷惑な格安宿が横展していますから「日本人(だけ)に人気のお宿」に限界があるのは当然です。

前述しましたが、現代の日本は観光ブームもあって多くの宿泊施設ライバルが乱立しています。グレー(ブラックです)の違法民泊も星の数ほど点在して、迷惑な格安宿が横展開していますから「日本人(だけ)に人気のお宿」に限界があるのは当然です。

だからといって、いますぐ英語や中国語をペラペラしゃべれるようになりなさい、というわけではありません。スマホアプリでも翻訳機能はありますし、インターネットで通訳するサービスも「限界」はあるものの挑戦することはできます。但し、外国人の好むコト・モノを把握するアンテナが重要ですので。常にそういったことに気を配る必要があります。

3.経費を下げることを意識しよう

経費を下げることを意識しよう

過剰な人材の確保はもってのほか。人が増えれば当然、人件費も掛かるし、なにより「あなた」の時間が無くなります。言い方はわるいですが、ポッとでの「あなた」の施設に仕事がバリバリできる優秀なサービスマンが就職してくれることはほぼありません。雇えば雇うほど教育に追われ、気軽に休めない生活に陥ります。現場を任すにしてもクレームが心配だし、WEB集客を任せるにしても何をやってるかわからず不安です。

なんでも一人でやるには限界があるので、だからこそ「分業制」を取って「あなた」の宿の強み(おもてなし)に集中する事が大切なのです。

ここからは、経費の削減についてもう少し具体的にお話します。

経費削減ポイント1.WEB集客を分業する

前述しましたが、このWEB集客を個人でやれるだけの運営体力、スキルがある人はとっても少ないです。充分なリピーターが付けば自力で出来るようになりますが、それは何年も先の話です。

経費削減ポイント2.妥協点を考える

経費削減ポイント2.妥協点を考える

自分の宿泊施設をつくる!と意気込むのは良いことですが、やり過ぎてしまうオーナーさんが多いです。一世一代の大勝負!と思ってローンを組むので気持ちはわかりますけどね。銀行からも「〇〇〇円までなら大丈夫です」とか、建築士からは「少し多めに見積もりをとっておきましょう!」と体裁のいいことを理由に「あなた」の理想に近い建築物を提供しようとします。それがお仕事なので当人たちに悪気はないのですが、支払うのは「あなた」ですよ?施設をどんなに豪華にしても、細部を気にしても、大手の一流ホテルに資本で叶うわけがないのですから求めすぎてはいけません。この点、女性の方が生物学的に身の丈にあった行動をする傾向が強いので、ブレーキがかかりやすいです。

また、お客様が来ないから「施設」を新しくしよう!と考える人もいますが、それも時期尚早なケースがほとんどです。

経費削減ポイント3.過剰サービスをやめる

経費削減ポイント3.過剰サービスをやめる

サービス業(おもてなし)に生きがいを感じているオーナーほど、考えを改める必要があります。サービスの現場やればやっただけ「喜ばれる」ので、現場にいればツイツイ過剰な接客を行っているケースを目にします。ですが、「あなた」の貴重な時間が失われていることに気付かなければいけません。民間リゾートの経営・運営は片手間で出来ることではないのですから、メリハリを付けることを意識しましょう。

経費削減ポイント4.セルフサービスを導入する

ポイント3に近いですが、とっても重要です。宿泊施設だからといって、大手の一流ホテル並みなサービスを提供する必要はありません。これは大手のホテルチェーンやレストランで働いていた人ほど陥りやすい落とし穴です。「あなた」の施設に何が求められて、どんなことを期待しているのか?を明確に判断しましょう。丁寧に説明すれば理解してもらえますし、ゲストも逆に気軽になるものです。おしぼり一枚、お水の提供など、些細なことからセルフサービスに変えるだけで、時間と経費が大きく変わりますよ。

経費削減ポイント5.できないと言える勇気を持つ

経費削減ポイント5.できないと言える勇気を持つ

「お客様は神様です」という勘違いはやめましょう。「おもてなし」の本来の概念は対等です。

ゲストの無理難題に応えることは素晴らしいですが、過剰な要求・要望には「No!」と言える勇気も必要です。口コミで書かれたから、あった方が良いと言われたから、といって次々に新しいコト・モノを導入してはキリがありません。ゲストの好みは千差万別です。「あなた」の施設に必要なモノ・コトは、「あなた」の施設になにが求められているのか?で変わります。

過剰にモノやサービスを導入すると怖いこと

過剰にモノやサービスを導入すると怖いこと

大切なことなので補足しておきます。過剰にモノやサービスを導入すると、当初は口コミやゲストの反応も良いのですが、それが当たり前になってきます。すると、いつか「あなた」ができなくなった時、何かの都合でできなかった時、モノが壊れて無くなってしまったときは「モノ・コトを提供できなかった」ことに対して口コミが発生してきます。「止めたくても、止められなくなる」のは恐ろしいですよ?

まとめ

いかがでしたか?ここにある3つのポイントを押さえるだけで、民宿・ペンション・オーベルジュのような民間リゾートの経営・運営がまったく変わってきます。「ドキッ」としたあなたは今すぐ見直しましょう!

何度もいいますが、宿泊施設の運営は簡単なことではありません。なにかしたからスグに改善することもありません。毎日の作業をコツコツ積み重ねていった先に「名店・名物宿・老舗」が生まれるのです。

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