みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる

2018.4.10

ホテルや簡易宿泊所、ゲストハウスなどの宿泊施設を企画するとき、どのように企画をしていますか?

家族が喜んでもらえるように高級なアメニティを置いて、ビジネスマンが便利なようにスマートフォンの充電器を置いて、友人同士でワイワイ騒げるようにゲームを置いて・・・・って、おいおい。それは欲張り過ぎです。少し立ち止まって『あなたのホテルは誰に泊まって欲しいの?』ということを考えてみましょう。

本記事では、ホテルや簡易宿泊所、ゲストハウスなどの宿泊施設を企画するときに非常に重要な基本の考えをまとめました。

誰の為のホテルなのか?

ホテルの考え方

ホテルや簡易宿泊所など宿泊施設の企画に関するご相談を最近多くいただくのですが、お話を伺うと意外と多かったのが”欲張り”な宿泊施設経営者です。どういうことかといいますと冒頭にも記載しましたように、

家族の宿泊客に喜んでもらえるように・・・

ビジネスマンの宿泊客に喜んでもらえるように・・・

友人同士の宿泊客に喜んでもらえるように・・・

という欲張りな宿泊施設経営者の方々です。

これは失敗する宿泊施設の典型的パターンです。誰の為のホテルかがブレてしまっている為、サービス設計や建築設計、インテリアデザイン、アメニティまで細部にいたるところまでが統一性の全くないプロダクト(ホテル)になってしまうからです。だからこそ一番はじめにペルソナの設定を徹底的にするべきだと考えています。

ペルソナとは

ペルソナ

簡単に言えば『企画するホテルや簡易宿泊所などの宿泊施設に泊まりにくる宿泊客を明確にする』ということですね。ちなみに、ペルソナを明確化することはマーティングを実施する際に必ずやっていることです。では、ペルソナを明確化するとは具体的にどういったことなのでしょうか?答えは下記の13項目です。

  1. 年齢
  2. 風貌
  3. 服装
  4. 居住地
  5. 生活スタイル(平日・休日の過ごし方、お金の使い方など)
  6. 職業(役職も)
  7. 年収
  8. 趣味
  9. 家族構成
  10. 何に喜び、何にイライラするのか
  11. 人生において何の優先順位が高いのか
  12. 普段触れているデバイス
  13. よく見るメディア

さらに細かく分類すると30項目ほどになりますが、まずはこの13項目を網羅しましょう。これに答えることができるか否かで、企画の質は大きく変わると筆者は考えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ペルソナという言葉は聞きなれない言葉ではありますが、ホテルや簡易宿泊所など宿泊施設を企画される際には是非意識してみてください。このペルソナが定まっていないまま建築を開始してしまうと、取り返しのつかない事態になってしまうこともあり得ます。

ホテルの成否は運営開始前に9割が決まっていると言っても全く過言ではないと、筆者は考えています。

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