沖縄に大手ホテルが続々参入!市場データから考える沖縄ホテル事業の未来とは?
またまた、このメディアは大袈裟なことを言ってるなあ・・・そう思ったあなた!非常に危険です。ホテル・簡易宿泊所などの宿泊施設が成功するか否かの9割は、開業前に決まっていると言っても全く過言ではありません。
プロの運営会社が何とかしてくれるはずだ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。もちろん、運営方法や工夫で多少の利益は変わるかもしれません。しかし、それは小手先のスキルであって根本的なスキルではありません。
本当に売れるホテル・簡易宿泊所などの宿泊施設というものは、開業前から綿密な設計のもと企画されています。本記事ではその一部を書きました。
成否の9割が開業前に決まっている3つ理由
大きくまとめますと、理由は3つあります。
- 競合優位性が弱い
- 市場を読めていない
- コンセプトが作り込めない
この3つの理由を詳しくしていきましょう。
わかりやすくケーススタディとして、話していきたいと思います。アパホテルやスーパーホテルなどビジネスマン向けの格安ホテルが立ち並ぶエリアにホテル・簡易宿泊所などの宿泊施設を企画したとします。その宿泊施設が1K(18㎡)× 6部屋だった場合を想定します。
あなたなら、どう料理しますか?
競合優位性が弱い
アパホテルやスーパーホテルなど、名の知れた資本力のあるホテルと機能的にはほぼ変わらない、また安心感に関しては劣るレベルになってしまいます。
どう差別化しようか?となったときにベッドのメーカーを最上級にするとか、有名アニメキャラとコラボした部屋をつくるとか、そんな小手先のことでしか勝負できない状態になってしまっています。
完成後に、運営会社に任せたら何とかなる!というのは、成功の確率をぐんと下げてると言い切れるでしょう。
市場を読めていない
今後、宿泊業界はどうなるのか?観光客は増えるのか?どういったタイプのホテルが増えるのか?需要と供給のバランスがいつ入れ替わるのか?本当にオリンピックまでなのか?など市場を読むには徹底的なリサーチが必要です。
それにも関わらず、安易な考えでホテル・簡易宿泊所等の宿泊施設を建てる方は後を絶ちません。京都でいうと多くの20㎡前後の簡易宿泊所が沢山でき、それに投資をして失敗したという事例も良く耳にします。
市場を読み、いかに戦わないで済むのかを塾考すべきだと筆者は考えます。
コンセプトが作り込めない
高級層向けにしたいんだ!インバウンドを取り組みたいんだ!運営会社さん、任せたよ!
という方も少ないように見えて、少なくありません。コンセプトというのは、後からつくるにも限界があります。また、箱をつくれば儲かるホテルの時代はすでに終わりました。いまは鬩ぎ合いのステージに変化しており、多くのホテルや簡易宿泊所が淘汰されていっています。
生半可なコンセプトでは、この市場では勝ち残ることができません。
成功するホテルをつくるために
成功するホテルをつくるためには、本当に企画段階の方が重要です。もちろん開業してからも非常に大切ではあるのですが、企画段階で転けてしまっては元も子もありません。
経験のある外部パートナーと相談をしながら進めるのが、最も効率の良い方法だと筆者は考えます。
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