知らないと絶対失敗する。民間リゾート運営の落とし穴!?

2018.4.7

今回は実際に運営を検討しているあなたに向けて「民間リゾート運営」の落とし穴を紹介します。これまで沢山の挑戦者「民間リゾート運営者」と面談をしてきましたが、成功と失敗に陥る人は打ち合わせの段階でほぼわかります。

儲けへの意識が強すぎる

儲けへの意識が強すぎる

昨今の流行りやメディアのニュースで民間リゾート運営は「投資」として期待されています。
それ自体は悪いことでは無いのですが、10人いたら8~9名が利回り10%以上を期待しています。
もっとひどいケースだと、毎月利回り10%を上回らなければ「即赤字」という恐ろしい収支計算を
たたき出しているケースもあります。

予算の立て方が雑

予算の立て方が雑

今は建築会社が「自社でもやっているから」とエクセルの収支表をオーナー(投資家)に渡して
物件の販売を行っています。上手くいっているからこそ、そういった販売が出来るのでしょうが
経費を異常に安く見積もっています。なぜ?と思いたくなりますが、自社で直接運営しており、
社員が日常の業務ついでに、物件管理・集客作業をしていたり、運営会社が知り合いだから安く
運営してもらっているということが多いです。

運営を甘くみている

運営を甘くみている

宿泊業というのは24時間お客様がいる商売です。その為、施設で何か起こったり、予想外の事態に
陥るケースが少なからず起こるのです。そして、それらに全て対応することを前提に行う商売が
宿泊業です。言い換えれば、それが出来なければ宿泊業の真似事でしかありません。

民泊という言葉が流行ってしまい、「場所・設備」だけ適当にそろえておけば大丈夫という宿はけっして流行りません。特に、昨今のNET社会はブログ情報よりもSNSでナウ(今)の情報が一瞬で全世界に発信されてしまうので、万が一の緊急事態に対応できないことが、メディアに取り上げられれば、その施設は一夜にして宿泊業界から「退場」させられます。

儲けるためには?

一番わかりやすいのは背伸びしない事です。

簡易的な宿で、誰か知人が近所におり、何かあればボランティアも兼ねて対応してくれるような環境があれば、遠隔地でも民間リゾート運営が可能です。逆に凝り過ぎた施設は経費が莫大になり、運営事業が軌道に乗る前にフェードアウトしています。

民間リゾート運営で儲かるポイントは?

民間リゾート運営で儲かるポイントは?

スーパーホテルや東横インなど、安い価格でも非常に優秀な会社も世間ではかなり有名になってきました。そして民泊も流行っているからチャンス!と安易に思ってはいけません。民間リゾートが上手くいくためには3つのポイントをクリアしているか?にかかっています。

1.清掃スタッフの確保

民間リゾート運営で一番かさむ経費はこの清掃費です。大手のホテルは部屋が並びになっているので、1時間に
〇部屋/時給900円で、且つシフトで雇うことが出来ますが、民間リゾートでは1部屋単位での清掃しかできません。
また、清掃スタッフのシフトも不定期になる為、労働環境も良いとは言えず、時給(給与)としての対価を
高めに設定するのが一般的です。

2.リネンの確保

清掃を終えたら、ゲストのリネンをクリーニングに出す必要がありますが、ここも注意です。
一般的に大手リネン業者は1部屋単位で回収・配送してくれることはありません。都内、京都などの一部のエリアでは
供給過多の為、細かな対応もしていますが、それはほんの一部です。また、リネンは数の商売ですので、1部屋単位の
発注ではリネンクリーニング代もかさむのです。

3.人件費

一般的に人を現地に置かない運営が流行っており、政府も緩くなっていますが、ゲストの事を考えればいざという時に
対応出来る環境がなければ、前述した理由で宿泊施設としての価値を一瞬で損なうことになります。その為に配置する
人件費はとんでもない額になります。

スーパーホテルや東横インのような形が儲かるのは?

スーパーホテルや東横インのような形が儲かるのは?

素晴らしいオペレーションが構築されている。マーケティングが上手。などの特別要素があることは言わずもがなですが、わかりやすい要因は「

1つの建物に、数十の客室がまとまって、同じレイアウト(内装)でつくられてる」からです。

レイアウト(内装)については多少のばらつきがありますが、それも数パターンです。その為、清掃スタッフの雇用や教育、リネンの大量発注によるコスト減、少数で一度に24h管理できる運営体制を確立しているので、安い値段で大きな利益を追求できるのです。

これ、すごく大切なので忘れないでください。

民間リゾートの運営は簡単ではありません。個人で脱サラして自分で全てをやるのであれば、何とかうまくできますが、そうでないならば、運営会社に委託することが近道です。

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